初心者に伝えたい船釣りの心得|全国の釣り場情報を地図と釣れる魚から調べることができるサイト-全国釣場.com-

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初心者に伝えたい船釣りの心得

初心者に伝えたい船釣りの心得

🎣1. 釣り物(釣る魚)と釣り方を決める

まず、どんな魚を釣りたいか、どんな釣り方をしたいかを決めましょう。季節や地域によって釣れる魚や人気の釣り方が異なります。

📅2. 船宿(釣り船)を探して予約する

釣りたい魚が決まったら、その釣りで乗船者を募集している船宿を探します。

  • 探し方: 船宿予約サイト、釣具店、釣り雑誌、SNSなどを活用しましょう。
  • 予約の流れ:
    1. 行きたい船宿を見つけたら、電話や予約サイトで予約します。
    2. 予約時には「初めてであること」を正直に伝えましょう。集合時間や必要な道具など、親切に教えてもらえます。
    3. レンタル品の有無(ライフジャケットも含む)や料金もこの時に確認しておくと安心です。
  • 乗合船と仕立て船:
    • 乗合: 1名から予約でき、知らない釣り人同士が同じ船に乗ります。少人数での釣行におすすめです。
    • 仕立て(チャーター): 船を貸し切り、仲間内で自由に釣りを楽しめます。大人数ならこちらがお得な場合もあります。

⚙️3. 道具の準備

釣り道具(タックル)

  • レンタルがおすすめ: 多くの船宿では、竿・リールから仕掛けまでレンタル可能です。初心者の方はまずレンタルで試すのが一番です。
  • 自前で用意する場合の注意点: リールの糸の太さ(号数)やオモリの重さは、船宿の指定に必ず合わせましょう。他の人と違うと「オマツリ(糸絡み)」の原因になります。

服装と履物

  • 服装: 汚れてもよく動きやすい服装が基本です。海上は天候が変わりやすいので、重ね着で体温調整できるようにしましょう。夏でも日差しや風対策にUVカットの長袖がおすすめです。
  • 履物: 船上は滑りやすいため、長靴や滑りにくい防水シューズが最適です。ビーチサンダルは針が刺さる危険があるため避けましょう。

持ち物リスト

必須の持ち物 あった方が良いもの
タックル・仕掛け(レンタル可) クーラーボックス、氷
救命胴衣(ライフジャケット) 酔い止め薬
飲み物・食べ物 帽子、サングラス、日焼け止め
ハサミ、ペンチ タオル(複数枚あると便利)
ゴミ袋 着替え
防水バッグ

🤢【最重要】船酔い対策の全て

船釣りを最高に楽しむためには、船酔い対策が何よりも重要です。釣りが初めての方や乗り物に弱い方は、万全の準備で臨みましょう。

前日の準備

  • 十分な睡眠をとる: 寝不足は船酔いの最大の敵です。前日は早めに就寝しましょう。
  • 飲酒を控える: アルコールは三半規管のバランスを崩し、酔いやすくなります。前夜の深酒は厳禁です。
  • 食事に気をつける: 脂っこいものや消化に悪いものは避け、胃に優しい食事を心がけましょう。

当日の対策

  • 酔い止め薬を正しく選んで”早めに”飲む: 船酔い対策で最も確実な方法です。「酔ってから飲む」のでは手遅れになるため、必ず事前に服用しましょう。
    • 持続タイプ(例:アネロン「ニスキャップ」など): 効果が高いと評判ですが、眠気が出やすいことも。乗船30分〜1時間前、または特に心配な方は前日の就寝前に服用すると効果的です。
    • 一般タイプ(例:トラベルミンなど): 定番の酔い止め薬。水で服用する錠剤タイプが中心です。こちらも乗船30分〜1時間前には飲んでおきましょう。
    • 即効タイプ(例:センパアQTなど): 水なしで飲めるチュアブル錠などがあり、「少し気分が悪くなってきたかも」という時にすぐに服用できるのが利点です。

    ※薬の種類によって用法・用量が異なります。購入時に薬剤師に相談し、説明書をよく読んで正しく服用してください。

  • 朝食は軽く摂る: 空腹も満腹も酔いの原因になります。おにぎり一個など、消化の良いものを軽く食べておきましょう。
  • 服装はゆったりと: 体を締め付ける服装は血行を悪くし、気分が悪くなる原因になります。ベルトなども緩めておきましょう。

乗船中の心得

  • 遠くの景色を見る: 船の揺れや手元をじっと見つめると酔いやすくなります。できるだけ視線を上げ、遠くの動かない景色(水平線など)を眺めるようにしましょう。
  • 最適な釣り座を選ぶ: 船の中央付近は、最も揺れが少ない場所です。予約時に初心者であることを伝え、揺れの少ない席をお願いしてみるのも良いでしょう。
  • 新鮮な空気を吸う: 気分が悪くなったら、キャビンなど密閉された空間は避け、風通しの良い場所で新鮮な空気を吸いましょう。排気ガスの匂いも酔いを誘発するので注意が必要です。
  • 釣りに集中する: 何かに夢中になっていると、不思議と酔いを忘れられます。積極的に釣りに参加し、楽しむことが一番の薬です。

4. 釣り当日の流れ

出発前

睡眠を十分にとり、集合時間の30分〜1時間前には到着するように早めに行動しましょう。船は時間通りに出航します。

船宿に到着してから

受付で乗船名簿を記入し、料金を支払います。釣り座は先着順やくじ引きなど船宿によって様々。初心者であることを伝えれば、船長が配慮してくれることもあります。

釣り開始

船長の「始めてください」という合図でスタート。魚がいる水深(タナ)のアナウンスがあるので、しっかり聞き取りましょう。釣り方で分からないことは、ポイントへ移動している間に船長や周りの人に聞いておくのがおすすめです。

🤝5. ルールとマナー

  • 挨拶をする: 「おはようございます」「お疲れ様です」の一言が、気持ちの良い一日の始まりに繋がります。
  • オマツリ(仕掛け絡み)が起きたら: 隣の人と糸が絡まったら、すぐに「お祭りしました!」と声を掛け合いましょう。焦らず、協力して解くのがマナーです。
  • 船長の指示は絶対: 安全確保と釣果のために、船長の指示には必ず従いましょう。
  • ゴミは持ち帰る: 海をきれいに保つため、自分が出したゴミは必ず持ち帰りましょう。

最初は準備が多くて大変に感じるかもしれませんが、船釣りは陸っぱりでは味わえない大物や釣果が期待できる魅力的な釣りです。船長のサポートや道具のレンタルサービスを利用すれば、初心者でも安心して楽しめますので、ぜひ挑戦してみてください。

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